ダンスの練習会をオーガナイズしました。Leadership in a foreign country

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Hallo! 「踊リンガル.com」管理人のKaoruです。
当ブログのタイトルにも「踊」をつけているように、ドイツにいてもダンスを愛を全面に出しております笑
好きなことを続けてやっているおかげで、類は友を呼ぶカタチでたくさんの人脈ができており、先日ついに自分が練習会をオーガナイズする機会がありました。
オーガナイズ、つまり企画と運営をしたのですが、やはり「場を作る」というのは大変なことですね。
今回は、異国で言葉も文化も違う中で「自分のやりたいことに人を巻き込む」という生の経験を得ることができました。
(めっちゃ疲れたのでその日は爆睡しましたw)

1、きっかけ

そもそもなんで僕が練習会をやることになったの?って話ですよね。
ほぼ毎週水曜日の夜はそこの練習会に参加していました。
友達が主催しているのですが、その日「今日遠距離の彼女がサプライズで突然来てくれてさー、練習任せていい?」って聞いてきたのでそのシチュエーションに若干ほっこりしつつも、「あ、これ絶対大変なやつw」と思った。でも僕も自分で場を作ることがやりたかったし、なんかその時はできる気がしちゃった。
というわけで、「楽しんでこいや〜」っていって練習を任せてもらった。というのが流れです。
ただ、当日急に言われてるので、急いで何やるか考えました。

2、実際にやったこと

色々やったけど、ざっくり書くと以下の4つをやりました。
①ウォームアップ, お互いのダンスの基礎をシェアしあう
②Live Bandの演奏でCypher
③ペアでフリースタイル(即興で踊る)の練習→フィードバック×5
④即席チームでダンスバトル

多様なジャンル・スタイルなダンサーが揃ったので、まず、ウォームアップがてら「お互いの踊りの基礎をエクスチェンジする」みたいなことをやりました。時間は3時間半あったのですが、前半はLive Bandが同じ部屋で練習しているので、コラボしてセッションをやるという面白い機会になりました。というわけで、ダンス×生バンド演奏がコラボしたCypher (輪を作ってその中心で即興で踊る)をやりました。
後半は「それぞれ自分の長所を伸ばす」というコンセプトを決めて、それに合わせて練習を考えました。やり方は2人でペアになって、フリースタイル→お互いにフィードバックっていうのを何セットかやり、いろんな人がいるので最後にそれを見せ合う場として、即席チームで4対4のダンスバトルをやって終わりました。

3、結果、振り返り

振り返ると、練習を進めるの大変だったけど絶対自分が一番多くのことを得られたと思います。
どうやってみんなにやりたいことを伝えるのか。
タイムマネジメントするところとゆるーく周りの状況に合わせるところ。
人に頼るところと、「自分は今回これをみんなとやりたいんだ」って主張するバランス。
日本で場を作るときと、ドイツでやるときのリアクションの違い。
そういうことを実際にやってみて肌で実感できたのはよかった。

ぶっちゃけ本番を振り返ると、うまくいかなかったな〜と思う反省点もあったりします。
1つは、あんま声を張れなかったことですね。
普段から声張るの苦手で、しかも会場の音でかいんです。笑
ただ、外国語を話す上で、声を張るのはものすごく大事です。
声が聞こえづらいと普通に喋れる単純な英語やドイツ語も伝わらなくなっちゃいますしね。
しかも伝わらないとドイツ人のリアクションて「Waaaas!?」みたいな感じでいかついから、びびったら余計声ちっちゃくなるんですよね。悪循環ww
あと、日本語でも何ていうか、どういう流れで練習を進めるかしっかり自分で把握していなかったかな。
単純に日本語でも難しいことをやっているので、「自分が何を伝えたいか」って整理しとかないと当たり前だけどやっぱり伝わらないですね。

ただ、よかったのは自分のやりたいことは前もって伝えといたので、やりたかったことはみんな理解してくれて問題なくできました。
最初集まったところで「今日は、こういうコンセプトでこういうことがやりたいんですわ〜、どうですかい〜??」って聞いてみた。
大枠から伝えるのは、特に大事なことだなと思いました。

嬉しかったのは、終わった後みんなで飯に行ったこと。
その場で初めて会う人もいたのに、終わった後は自然にみんなで”Sollen wir zu Essen gehen?”(飯行こうぜ〜)ってなってご飯食べに行った。
僕がワタワタしている間にいい雰囲気になってよかった笑
後、後日友達に感謝されたこと。練習のこと振り返って話すと「それいいじゃーん、ありがと!」って。

4、終わりに

実は僕、ずーっと前から描いていたことがあるのです。
どういう人になりたいかって考えたときに、特定の職業やロールモデルはなかったけれど、「国籍も文化も多様なチームでリーダーとして活躍したい」と思っていました。
なんでかはよくわからないけど、多分中学時代の生徒会長としての経験とか留学したことや大学でのいろんな体験によってこう思うようになった気がします。
そんなビジョンがダンスを通じて小さな一歩を踏み出せたかなって感じがしています。
そんな自分のビジョンを実現する上で、もっと人に頼っていくこと、できないことやわからないことは素直にいうことには気をつけなきゃなと思っています。

「リーダーシップはまず自分を導くことから」(Lead yourself)
これは大学の頃、リーダーシップ論の勉強をしているときに聞いたことです。なんか、忘れた頃にふと思い出しました。
大学生の時、リーダーシップのことを考えていた時期は「自分ってリーダーシップないなあ」って思っていたけど、なんか自分のやりたいことに人を巻き込もうと思ったら、嫌でも発揮せざるを得ないものだなって思う。もしかして、パッションを追求していくとリーダーシップは後からついてくるものなのか??
まだそんなに強くはないけど、「発揮した」っていう確かな実感はある。そんな実感を得られた生の体験でした。