Kaoruです。まだベルリンに残ります。

Hallo! かおるです。
約3ヶ月ぶりに当Blogを更新するのですが、10〜12月までやっていたことをまるっとダイジェストでシェアしたいと思います。

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毎日気温が0度くらいですが、ようやく慣れてきました

相変わらず踊っていました。

人との繋がりができて色々新しいことも経験させていただきました。

Show

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以前僕が主催していた日本文化イベント”Japanight”で会った3人で毎月コンサートしています。
ジャズとピアノとダンスという割と異色なコラボ。
打楽器によるビートがなくて踊るの難しいんだけど、その分普段考えないようなアイディアも生まれるのでそれも楽しみながらやってます。

Competition

ダンスバトルの大会に月2回くらい参加しています。
予選通過してもそのあとなかなか勝ちあがれなかったので、「農耕民族は狩猟民族に勝てないのだろうか、、、」と的外れな事を考えていたこともありましたが、先日運よく優勝できました。でも、自分にとってバトルの勝利は副産物みたいです。一番は、練習による成長を実感するのが嬉しいのと、相手をリスペクトしつつ自分の身体表現により全力でぶつかり合う数分間の濃密なコミュニケーションが何よりも楽しくてやっているんだなって気づきました。

Crew

”Be Marvel Fam”っていうDance crewに入ってます。
「1人1人違うパーソナリティーを持ったメンバーが、目的に向けてお互いが全力でサポートし合う」そんなコンセプトのもと、練習会したり大会に行ったり、時々Partyしたりしてます。度々僕の話に出てくるスーダン人の友達がオーガナイズしてます。

相変わらず、仕事もしていました。

As an employee

HECH Europe GmbHというヘルスケアの会社で、日本向けのマーケティング・翻訳を担当しています。
仕事内容としてはあまり詳しくは言えませんが、リサーチ、翻訳、書類作成が多いです。
調べることが本当に沢山あり、国を超えたビジネスって参入が大変なんだなって実感しています。
近日中に日本語版オンラインショップが公開できるので、美容・健康のサプリメントに興味のある方はぜひチェックして見てください。

As an Interpreter

11月、デュッセルドルフの展示会にて通訳者としてお仕事をさせていただきました。
4日間日本の企業について商談や新規顧客開拓を言語面でのサポートをさせていただきました。
フリーランスとして会社の外で仕事として通訳する経験は初めてで、個人として仕事をする上で大切なことを考えさせられる4日間でした。

As a dancer

実はダンスの仕事もしています。
ありがたいことにレッスンの代行・ショーで沢山ではないですが報酬をいただいています。
「好きなことで仕事をすること」が0→1になってきたことが自信になっています。
視野を広く持ってしっかり学んで、より良いものが提供できるように使わせていただいています。

沢山の人と出会いました。

里英先生

フリーランス・会社内で通訳の仕事をするので、実際にお仕事をされている人から学ぼうと思い「海外フリーランス通訳講座」に参加しました。
イギリス・ロンドンに在住の日英会議通訳者、平松里英さんが講師です。
海外でフリーランスの通訳を仕事にする人が、必要なスキル・知識・訓練方法をオンラインで学べる講座になっています。
引用元:ロンドン在住のベテラン通訳者による「海外フリーランス通訳講座:入門編」を開講します! - WSBIWSBI

実際、里英さんのもとで通訳に必要なことはもちろん、個人で仕事をするにあたって大事な知識や考え方を沢山学びました。そして、実際その知識によって救われたこともあります。
「知識は力です」講座の中でそうおっしゃっていたことを心底実感し、これからも貪欲に勉強して自分に力をつけようと思いました。
そんな里英先生のHPはこちらです。→RIE LONDON | ロンドン在住 日英会議通訳者 平松里英

Gina

ベルリンで会った台湾人の友達です。
「アジアとヨーロッパをつなぐ」がコンセプトのコワーキングスペース兼、語学学校の共同経営者。
日本文化のイベントで会った時に、彼女が日本語の先生を探していたので、一緒に探すのを手伝ったのがきっかけで友達になりました。
ジーナのエネルギーと勢いがハンパなくて、「自分の母国じゃなくても、現地に根を下ろすスタイルで起業してる人本当にいるんだな」って思った!話してて固定概念が溶かされました。
そんな彼女の会社HPはこちら。→http://langlanglanguage.com

ダンスを通じて、出会った人たち。

本当に視野が広がった。というか、今まで自分が見ていた世界の狭さに気づけたという方が正しいでしょうか。
世界を舞台に活躍しているダンサー、Deydey、Majid、Franky Dee、Flying StepsのFounderの方々と会って話して、「おお、なんか明らかに見えているものが自分と違うようだ」稚拙ながら、素直にそう感じました。ただ、今の自分にとってはその視点や考え方を単にトレースするのではなく、あくまで自分の好奇心や目的をしっかり追求し続けようと再認識しました。
また、先日コワーキングスペース主催のWeekend Partyに行って音楽に合わせてひたすら踊っていたら、そこで会った人から「ぜひダンスをやりたい」「昔、やっていた、でも今はなかなか時間がない」「デスクワークで肩こりや腰の張りに悩んでる」「個人で完結する仕事なので、新しい人との交流がなかなかない」など意外な反応があり、「ん、もしかしたらできることがあるかも」とアイディアの種をいただきました。

【ご報告】来年以降もベルリンに残ります。

「来年以降もベルリンに残って、やりたい事に挑戦し続けます。」

今回一番伝えたかったことはこれです。
具体的には、会社から契約を更新していただいて、ドイツでの就労と滞在の許可を国からいただきます。今は就労ビザの申請中です。申請中なのでまだ確定ではありませんが、あとは必要な書類があれば取得できるはずです。

ここ、ベルリンでいろんな人にあったけれど、「自分の道を進み続けること」が今の僕にとって大事だと何度も思わせられる10ヶ月間でした。ここにきた当初よちよち歩きだった僕は、サポートしてくれる方々に恵まれてここまで来られました。これからも自分の好奇心とパッションに正直に進んでいこうと思います。そして、その過程で得た知識や経験によって、また誰かの歩みをサポートできる人でありたいと思います。

So, see you next time.

ドイツのホテルで働く経験 ①お客さんとの会話編

こんにちは、かおるです。
ワーキングホリデーに来てなるべく現地でドイツ語を使ってお仕事をしたいなと思って仕事を探し、運よくホテルのサービススタッフとしての経験を積むことができました。
今年の5月〜8月末までの4週間ドイツのホテルで働かせていただきました。
その時の体験をシェアしたいと思います。

初日に出会った気前のいいゲスト達。

勤務初日はいきなりリッチなパーティー会場でのサービスを経験させていただきました。
研修も特になく、いきなり実践にぶち込まれがちなのでもしドイツの職場で働く方は最初ちょい大変かもしれません。
仕事の要領も、仕事のドイツ語もあやふやな状態なのでとにかく必死にやっていました。メニュー運んだり、ワイン注いだり。
でも、初日は大変さよりむしろ新鮮さが楽しくてすごい自然な笑顔で働いていたっぽいです。笑
そんな感じで笑ってやっていると、リッチなゲストの方々からすごい話しかけられて、「どこから来たの〜?」とか「日本語でProstってなんていうの〜?」とか色々会話できました。
少しお皿の順番をミスったりしても”Alles Gut” (大丈夫だよ)と言ってくれるし、なんか最後には個人的にチップを渡しに来てくれました。
なんていいお客さんだろう、ほんとありがたい。

ありふれた言葉ですが「笑顔超大事だな」としみじみ思いました。
でもただ笑えばいいわけでもなくて、自分が自然に心から笑える瞬間をたくさん作るためには、「行動と工夫と心がけ」が大切だと考えています。
ただ、初日にこんないいお客さんに巡り会えた自分は単純に運が良いと思います。

スペイン語しか話せないゲスト。

基本的にホテルではドイツ語か英語を使って接客をしているのですが、たまに例外的なこともあります。
ある日、朝食サービスで働いているとめっちゃスペイン語で話しかけられました。 ”hablas español?” (スペイン語話せますか?)だけはなんとか聞き取れました。
スペイン語若干わかるけど、仕事の対応ができるレベルじゃないわ」と思って、とっさに ”No Disculpe” (いいえ、すみません)と返しました。
自分では無意識だったのですが、そう言った後にちょっとその人の顔がゆるんでいました。(それはわかるんかい)って思ったかもしれませんね笑
最終的にはコロンビアに住んでたことのあるナイジェリア人の同僚に助けてもらい、「グルテンフリーのメニューはあるか」という質問だったことがわかりました。

ただ、その時「スペイン語もっと話せるようになりたいな」って思いました。
別に仕事で使うからとかじゃなくて、むしろ業務的なことを超えたFeelingを共有できるよなって思っています。英語、ドイツ語に限らず、もっといろんな言葉で話したいし理解したい。

赤ちゃんとお母さんのゲスト。

ある朝、ホテルで働いていると、朝食をとりに赤ちゃん連れのお母さんが来ました。赤ちゃんはまだベビーカーに乗って、哺乳瓶からミルクを飲んでいる年頃です。
そしてもう一人5歳くらいの子供がいて、そんな3人を見て「お母さんめっちゃパワフル!!」って思いました。

あるスタッフがすぐさま子供イスを持っていき、僕も見習ってお母さんに「Soll ich etwas helfen?」と聞き、哺乳瓶に子ども用のミルクを入れて持っていきました。
お母さんが食べ物を取りに行くときは別のスタッフが赤ちゃんをあやしていて、いつもは割とぶっきらぼうなのにめっちゃ扱いがうまい。ギャップを感じました。
赤ちゃんと接しているときは、いつもはいかつい顔したホテルのマネージャーも、人が変わったようにゆるゆるの表情になります。
他のお客さんも赤ちゃんを優しい眼差しで見守っていて、みんなで少しずつ子育てしてる感覚になりました。
朝の職場の空気はすごく穏やかになり、僕自身も働いていてすごく気持ちが良かったです。
スタッフが赤ちゃんを気遣っていたということもありますが、逆にこの赤ちゃんがいてくれたから僕たちも働いていてすがすがしい気持ちになりました。
「赤ちゃんやお母さんに優しい環境は、働き手にとっても優しい場所なんだ」と思いました。

この経験は、自分の中に強い実感として残っていて、イベント運営やダンスのレッスンをやるときに
「新しく来た人に優しい場づくり」を意識するきっかけになりました。



今は新しい仕事をしているので、ホテルにて働いたのは4ヶ月の経験でしたが、とても大切なことを学んでいる気がしています。
振り返って言葉にすることで自分の蓄積にすると同時に、読んでくれる人にもなんらかのインスピレーションになればと思っております。

ではでは!