マスク・テストセンター・ワクチン。ドイツにおける21年9月のコロナ状況

お久しぶりです。
今もドイツのベルリンに住んでいます、かおるです。
コロナが世を騒がせてから「ドイツのコロナ状況ってどうなの?」と聞かれることが幾度かあったので、現時点での様子を共有したいと思います。

1, マスクについて
屋外ではマスクをつけないといけない決まりはないです。街中の道でも、例外がない限りは今はマスクなしでも大丈夫です。
一方、公共交通機関内や、駅のホーム、ショッピングセンターやスーパーマーケットなど、人の集まる屋外では特定の「FFP2」という型のマスクを義務付けられます。もし、布マスクだったり、そもそもマスクをしていなかったら罰金だそうです。

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FFP2マスク。


2, 3Gの縛り・テストセンターの存在
屋内での飲食、イベントへの参加、美術館・博物館などの利用には3G(Genesen/完治証明, Geimpft/ワクチン接種, Getestet/陰性のテスト結果)のいずれかが必要になります。
完治証明とワクチン接種はおおよそ同じだと思われますが、テストに関してはおそらく日本とだいぶ仕組みが異なります。ドイツでは、今年ロックダウンが開けてきた6月ごろから国の補助金により「COVID-19 Testcenter」なるものが多数設営され、ベルリンに関してはおそらく各駅に最低でも1つはテストを受けられる場所があります。無料で誰でもテストを受けることができます。予約から検査までは3〜5分くらいで終わりますし、結果も15分後にEmailで届きます。受ける側としては非常に楽です。

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テストセンター


経済活動を停滞させずに、感染者の増加を抑えるのに有効だったと思います。
ですが、このテストは10月11日を持って有料化に移行する予定です。(ただし、18歳未満の人および妊娠中の女性は無料)理由は、全ての対象者に対してワクチンを供給することが可能となったためだそうです。



3, 感染者数と社会の反応
2020年12月から2021年5月ごろまで、長い長いロックダウンを経て、現在は徐々に通常の生活に戻しつつあります。ただ、一時期は3桁台まで下がった1日あたりの感染者数も、現在は1日あたり平均8000人くらいです。(JHU CSSE COVID-19 Dataより)

市民は割とこの状況と生活に慣れて生きているのではないかなと思っています。
イベントは野外はもちろん、屋内でも制限をかけながら増えてきているし。
マスクをつけさえすれば意外と通常通りの生活と変わらないことが多いです。
飲食店も、ロックダウン中は政府の補助金とテイクアウトでなんとか凌ぎながらやっていましたが、今は店内のお客さんも増え、テイクアウトも続けている店が多いと思います。
ただ、冬は寒いし、昨年のように感染者が増えて再度ロックダウンすることがあれば、飲食店などのビジネスはもちろん、皆精神的に厳しい時期を迎えると予想できます。

私も去年は寒いし暗いドイツの冬であんまり人と会ったり外に出て何かすることが少なかったので結構きつかったです。振り返ると仕事とトレーニングと料理しかしてなかった笑


国によって、コロナの感染状況や制度も違いますが、どこの国にいても不安やストレスに負けないようなメンタルケアが何よりも重要なんじゃないかなと私は思ってます。もちろんかからないための手洗いうがいもですね。
皆さんも健康にはお気をつけて。では。