ドイツでの就職活動3ステップ。転職でやる事は意外とシンプル。

こんにちは、踊リンガルのかおるです。
現在、HECH Europe GmbHというベルリンの企業で働きながら、ダンサーとして活動をしています。
今回は「仕事を探す」「転職」についての記事になります。
特に現在ドイツにて就職・転職活動を考えている人に向け、自分の経験と共に書きたいと思います。
海外で働くにもいろいろな方法があるので、あくまで参考程度にしてください。

日本でも、海外でも仕事を探す上でやる事は大きく分けて3つのステップです。
そして、自分の力だけでやらずに、協力してくれるプロの力を借りれば有利になります。

ドイツの仕事探し3ステップ

①求人を探す

まずは、自分の条件に合った求人を見つけます。
僕がとった方法は以下です。

・働きたい職場のオーナーに直接聞いてみる。
(出てなくても雇ってくれるかも)
・友達や知人に連絡する
・人材紹介、派遣のサービスを使う
私は運よく公的な就職支援サービスを使って求人や書類作成など、さまざまなアドバイスをもらいました。
Google検索
Indeedなどの求人が集まってるプラットフォーム
・LinkedInなどのSNS

コツ: どんな仕事がいいのか、条件を言語化しとく。
(例えば、自給12€以上・立ち仕事はやだ・ドイツ語で話せる・ビザサポートがあるなど)
そうすると検索もしやすいし、人にも協力してもらいやすいです。

②書類を作る

Lebenslauf(履歴書)とMotivationsschreibung(志望理由)の2つが必要です。
全部自分でやるのはムリだと思ったので、経験者やプロに協力してもらうことにしました。
はじめ、インターネットに落ちてるドイツ語の書類フォーマット使って、形を作ってつたないドイツ語で記入。
それをエージェントに持って行って担当者に添削してもらいました。
ドイツ語らしい言い回しにしてもらったり、ビジネス用の書き方を教えてもらえたので、本当に助かりました。
また、会社ごとに書き換えるべき項目なども教えてもらい、作った書類を見つけた求人の先にたくさん送りました。

kaoru-matsuo.hatenablog.com
こちらで書類作成についてもう少し詳しく書きました。

③面接を受ける

僕はかなりエージェントに面接練習してもらいました。
その中で「あなたは誰で、なんでここで働きたいのですか?」という大きな質問に対して、ストーリーを2,3分にまとめてみるといいよ。というアドバイスがすごく役立ちました。
就活用語でいうと、「志望理由」と「自己PR」の2つです。
ノートに流れを簡単な図にして書いたりして面接に臨みました。
面接はドイツ語だったのですが、基本的には書類とその質問の答えをもとにお話しして、運よく雇ってもらえることになりました。

人の力を借りるということ

上記で度々述べてますが、僕はエージェントに手厚いサポートしていただいてます。
でも、僕が結果を出すとエージェントの結果にもなり、彼らも事業を存続しやすくなるのでWINWIN、二人三脚なのです。
それでもありがたすぎて何度もお礼を言い、決まった時は日本のお菓子を持っていきました。笑

就職活動は人の協力を受けた方がいい結果を得られると思います。
なぜなら、自分の実力を評価してくれる相手と、相性良くマッチングできるかが重要だから。
僕はある企業では全く相手にされず開始3分で面接が終わったこともあれば、今の会社にはこのブログを細々と書いてあることすら評価されました。
それに、就活に必要な自分アピール力も、エージェントなどのプロのサポートによってブラッシュアップさせることができます。
というわけで、ぜひ自分の力だけでやろうとせずに、周りにある力を頼ってよりよい仕事とマッチングすることをおすすめします。

まとめ。

求人を探し、自分の条件に合えば書類を送り、それが通過したら面接を受ける。やる事はシンプルにその3つです。
そして、なるべく自分以外の人の助けを借りることが大事です。転職の結果は自分の実力によって決まるというよりは、マッチングが上手くいくかなので、お互いの相性がいい求人を見つけられるかがカギです。
具体的な方法として、1つは転職エージェント的な人材サービスを使うこと。マッチングの精度を高め、書類作成と面接の受け答えに対してプロのアドバイスを与えてくれます。もう1つは、自分の周囲の人に発信する事です。ライフシフトという本でも「友達の友達が新たなチャンスを運んでくれる」と書いてあります。(親しい友達は自分と領域が似すぎているため、そのもう一つ外側の話にいる人の方が自分にとって魅力的なチャンスを運んでくれやすいという趣旨)

就職活動はシンプルだけど、大変で面倒くさくて、心が折れそうになることもあります。
でも、自分の望む人生を生きるために、現実的に考えて仕事はすごく大事な要素です。
この記事を読んだ人が周りの人と協力しあい、たくさんのチャンスの中からより良いチャンスを掴んでイキイキと働くきっかけとなれば幸いです。

僕がドイツの会社で働く理由7つ。そもそも仕事って何のために?

Hallo! 踊リンガルのかおるです。
ドイツの会社で働き始めてから今月で8ヶ月が経ちました。
僕は今、HECH Europe GmbH というサプリメントを作る会社で、週に3日の勤務で日本向けの輸出・マーケティング・通翻訳の仕事をしております。

僕は輸出とかマーケティングにそもそも興味なかったし、就活していた頃は行ければと思ってたけど、まさかドイツの会社で働くとは想像してませんでした。
けれども、僕は今の働き方にすごく満足と感謝をしています。仕事を楽しみながらも、好きな事と共に生活する事が出来ているからです。
この記事が大学生や新卒の時、漠然とドイツで働く事に興味のあった自分のような人に届いて欲しいと思い、今回はなぜ僕がこの会社で働いているか、どんなメリットを享受しているのかご紹介したいと思います。


①生活できる給料が頂ける
「踊りとことばへの情熱を追求する。」という自分なりのテーマで今ベルリンに居るんですが、海外で自分を養うのって結構大変です。笑
そんな中で、「日本の事が分かる」「経営学を学んできた」「ブログを書いている」っていう事が評価される仕事で、週3でも生きていけるお給料をいただいております。

②言葉の上達
社内の公用語はドイツ語なので、なんと働いているだけでドイツ語がブラッシュアップされていきます。もちろん、そんな環境に鍛えられているわけですが。笑
最近は英語でもリサーチをしたり、文章書いたりするので少し英語の勉強にもなってます。

③自分の興味がある分野
サプリメントは意外とダンスやスポーツとの接点が多いです。例えば、筋肉、栄養、美容、プロモーション。
あと実は化学が好きで、サプリメントの成分とか調べるのも面白いです。笑
やっぱり、興味が持てる仕事はやっていてはかどります。

④仕事を楽しめてる
社内で日本人は僕1人で、自分だからできる仕事を任せてもらえています。
社長と話しながら仕事を振ってもらったりするんですが、やり方は自分の自由にやらせてもらってるので、それが合っているなと感じてます。

⑤自由に使える時間が多い。
残業はなく、会社に行くのは週3です。
なので、空いた時間でダンスのトレーニングしたり、先生としてスタジオで教えたりする事ができてます。

マーケティングの経験が積める。
ドイツに来た時は仕事を選んでられませんでしたが、何気に今後のキャリアを考える余裕もできました。「商品やブランドが売れる仕組みを作る」マーケティングの経験を積みたいです。
ダンスでも使える考え方・スキル。
もちろん、偶然性も大事だけど、今は自分の中に武器を作りたいって思ってます。

⑦ビザのスポンサーになっていただいてる
就労ビザのおかげでドイツに滞在できています。独立してフリーランスとして働く事に憧れていましたが、組織に必要とされているのも、ありがたいことです。
まだまだドイツで暴れ足りないので仕事をしつつ、やりたい事を片っ端からやっていきます!

仕事とは?働くとは?
僕はドイツに来て、このテーマについて沢山考える時間がありました。
現時点で僕が思っていること。仕事には2種類あると思っていて、1つは生活するための仕事。いわゆるRice Work。もう1つは自分のやりたい事で人の為にする仕事。Life workとも言えますね。
僕にとってどちらにも共通するのは「自分とその周りの人達が幸せになるため」にやっているということです。

新卒で最初の会社に入った自分は、今考えるとその環境に全く合わなかったんだけど、そんな自分になんか言うとしたらこう言います。
「もし仕事で不幸になっているなら、なにかを変える事にコミットして下さい。」
それは環境かもしれないし、ある1人との関係性かもしれないし、自分の考え方かもしれない。

ではでは、以上でーす!!
この記事が仕事について再考するきっかけになれば筆者も幸いです。