ベルリンに来て、4ヶ月が経ちました。

Hallo!
こんにちは、Kaoruです。
ベルリンに来てもう4ヶ月が経ちました。
前回の「3ヶ月経ちました」から1ヶ月。4ヶ月目(5月〜6月上旬)の報告です。

1、仕事

4月にドイツでの就職活動を終え、5月から現地のお仕事を始めました。
就職活動の流れはこちらに書きました。
kaoru-matsuo.hatenablog.com

ケータリング事業をやっている会社に派遣社員のような形で入っていて、会社から「来週はどこどこに行って欲しい」という予定表を送られてそこで働く感じです。
仕事はホテルのサービスやイベントの準備などです。
その日初めて会う人と、初めての職場で働くので、よくいえば毎回新鮮な気持ちで働ける。
大変な事は、毎回新しいことを覚えないといけない。ということです。

1ヶ月目はなかなかきつかったですが、最近は慣れてきて新しく入った人にも部分的に仕事を教えたりサポートしたりすることもできるようになりました。
そして、実際に働いてみて感じることもたくさんありました。
特に、「仕事って基本的にどこの国でもやる事は同じだな」って事。
ただ、ドイツらしく仕事が終わる時間になるとサービス残業なんて1分も無くきっちり帰れるのは素晴らしいなと思います。

2、イベント企画

5月中旬にKarnaval der Kulturというストリートフェスタに参加し、多文化に触れる中で「日本の文化を理解したいし、伝えたい」と思いました。
kaoru-matsuo.hatenablog.com

そこで、以前ベルリンのスタートアップイベントで出会ったSandoraという学生と話した、「多国籍の人々が交流する場所を作る」というアイディアと掛け合わせて”Japanight”という日本文化交流のイベントを主催しました。
場所を決めたり、イベントのプランを練ったり、告知をしたり、買い出しに行ったり。やる事はたくさんありました。
場所は、以前使っていた”Brotzeit”というカフェでトルコ人のオーナーと仲良くなり、「イベントをやりたいので使っていいですか?」と聞いたら快く会場にさせてくれました。
イベントの告知は「Meet up」というアプリを使って集客したり、知り合いにメッセージを送ったりして行いました。
そして最近、6月12日に第一回目を行いました。
たい焼きを食べながら、漢字クイズをしたり、名前を筆ペンを使って漢字で書くアクティビティを行いました。
12人の人に参加していただき、おかげさまで第一回を楽しいイベントにすることができました。

次回は7月の第1週目にする予定ですが、今後も引き続き日本文化をテーマに多様な人が交流できるイベントを作っていきたいと思っています。
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3、ダンス

ダンスバトルには何度か挑戦していて、実は5月上旬の大会でBest8まで進むことができました。
まあ、Poppinの人口が東京ほど多くないのでいけた感じありますが、さらに上を目指せるようにもっと練習します。^^

ダンスの練習会をオーガナイズしたのもこの月でした。
今思うとここで場を作れたのが、”Japanight”のイベント主催にも繋がっていますね。
kaoru-matsuo.hatenablog.com

相変わらず、ダンスで繋がる友達にいいエネルギーをもらいながら毎日を過ごしています。

終わりに

色々なことが起こり、パッションとバイタリティを全開にして先月を駆け抜けていました。
これでさらにドイツ語の勉強もしていたのですが、色々負担がかかりすぎて一回体調崩したので、反省して無理せずひとつひとつやっていくことにします。
たまにはChillしながらやっていくことが大事だなーと思います。

6月ももう半分が過ぎ、そろそろ下旬になりますね。
焦らず、でも自分のやりたいことを少しずつ進めていく。そんな時間に幸せに感じるような過ごし方をしたいと思います。

「多言語って混じらないの?」ドイツ語・英語・日本語で話すときの頭の中。

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Hallo! こんにちは、Kaoruです。
最近ドイツ語、英語、ちょっと日本語の3言語を使って生活しています。
「でもそれ、言葉混じらないの?」って思われるかもしれません。
自分の頭の中を言葉にして、実感をお話ししたいと思います。

ぶっちゃけめっちゃ混じる

そうです、普通に混じります。
でも日常生活に支障が出るほどの混じりではないし、ちょっと「え??」ってなるけど、面白さ・楽しさが勝るなって思います。
それに、混じったとしても相手が想像力でカバーしてくれるので、クスッと笑うけど意思の疎通は大丈夫なことがほとんどです。

・英語がドイツ語に上書きされる

英語で話そうとすると、ドイツ語の単語が先に出て来てしまって英語で話している中に急にドイツ語入ってくる。
→Please, draw "Bilder" on the paper. (本当はPictures)

あと文法的にもドイツ語では2つ目の動詞が一番最後にくるのですが。
→I can't your opinion understand. (本当は I can't understand your opinion.)
みたいになってしまいます。

・日本語で喋っているときに急にドイツ語が入ってくる

これは結構自分でもびっくりしました。
例えば、”Genau”という言葉です。
ドイツ語で、「その通り」「exactly」みたいなニュアンスの言葉です。でも、それ以外にも意味があり、日常生活でもすごくよく使う言葉です。

以前、日本人の人と話しているときに会話の流れで、
「それ、Genauっすねー!」って言っちゃったことがあり、地味に恥ずかしかった。笑

・なんだかんだ頭の中の言葉は日本語

ドイツ語を一番使っていますが、僕の頭の中の声は日本語です。
だから文章を書くときも日本語です。
こうして文章を書いているときも、日本語でスラスラと書けています。

「いただきます」「ごちそうさま」も言うし、足をぶつけたら「Aua」じゃなくて「痛えー!」って口から出て来ます。
だから、きっとドイツ語や英語で話していてもやっぱりどこか日本語らしさは残っているかもしれません。
でも、別にそれで意思の疎通はできているし、良いのです。

混じったらまずい時は神経使えば大丈夫

本当に混じったらまずい事なんてそんなにないのですが、一応ホテルで仕事をしていて英語を使うってなった時は多少神経使って英語モードに脳を切り替えています。

混じっても良くない?

言葉が混じることは別に悪いことではないと思います。
日本にいた時は多言語の活動に参加していて、いくつもの言葉が聞こえてくる環境に身をおいていたのだけれども、
そんな活動をやっていると、「言葉が混じることはないんですか?」という質問を何度か受けていました。
そんな時は「混じることもあるけれど、自分が混乱したり相手が理解できないほどではないし、混じること自体が面白いんです」と答えていました。
それに、これは訓練して脳の回路ができてくれば自然と分けて使えるようにもなります。
混じることを必要以上に恐れて、「まずは英語をマスターしてから、、」と言って他の言語に触れないのはもったいないことです。

実際に3言語を使うような環境に身を置いても、その実感は変わりません。
そして、混じることもあるけれどもだんだんとコントロールができるようになって来ている実感もあります。
いまだに言葉が混じることって面白いと思うし、だんだんとコントロールできるようになっていく過程も含めて楽しんでいます。

ただ、一番話していて楽だな〜と感じるのは、どの言葉で話しても受け取ってくれる人。
僕の友達で、ベルリン自由大学で言語学と日本学を勉強している人がいるんですが、
日本語、ドイツ語、英語、韓国語なんでも拾ってくれるので、楽しいし話していて気が楽。



結局、言葉の種類はたくさんあれど、人間の言葉は1つです。
ということは、目の前の人に伝えたいことだって1つ。
そのメッセージは何語で話したからと言って変わるわけではないですよね。
どこの国の、どんな言葉を話す人にだって、目の前の人に伝えたいメッセージを伝えることはできるのです。