ベルリンに移住して1年半。ここらでちょっと一休み。

どーもかおるです。

お久しぶりです。なんだか頭が忙しくて日本語で長文を書くのが億劫に感じて、しばらくブログお休みしちゃってました。
1年半を機にちょっと気持ちを落ち着ける意味で今までを振り返ってみたくなりました。

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振り返ってみましょうか

僕にとってベルリンで暮らしたこの1年半は、自分にとってミラクルが起こりまくった期間でした。
昔々、夢として思い描いていたことが現実になった期間でした。

ラクルって何が?

→ただの趣味ダンサーだったのに、スタジオでダンスを教えている。

高校卒業するくらいの時に「ダンスを仕事にできたら良さそうだな」って思ったんですが、「無理やな」って思っちゃってました。だから、好きだけどダンスは趣味で続けていけばいいかなって思ってたんです。でも、ベルリンで各々が人目を気にせず自由に生きている空気に触れたら、「自分のパッションに正直になろう」と思い、ダンスと共に生きる人生を選びました。
まあ、今は自分のレギュラーのクラスがあるわけではないのですが、ご縁があってダンスのレッスンをやらせていただいています。
言葉も違うし日本で経験しなかったことなので、一日中準備に費やしても失敗すること、うまく伝えられないこともありました。
試行錯誤しながら回数を重ねて、最近はやっと手応えを感じられるようになりました。
ダンサーとしても、インストラクターとしても、もっともっと良くなりたい。
こんなチャンスをいただけている事、サポートしてくれる仲間がいる事がめっちゃありがたい事だし、周りの人と共に日々成長していける楽しさを良く噛んで味わって生きたいです。

→ドイツで普通に生きて働いてる

家があってご飯が食べられているのは紛れもなく仕事のおかげです。
日々ドイツ人の同僚に囲まれながら、日本で経験したことない仕事をしてます。
カルチャーの違いをもろに感じる仕事で、コミュニケーションにストレスを感じることもあるけど、ホワイトな職場環境や同僚の優秀さがめっちゃありがたいなと感じてます。
最初は半年のプロジェクトでの契約で、ぶっちゃけいつクビを切られてもおかしくない条件だったのですが、ありがたいことに組織の一員として必要としていただけています。ちょうど働き始めて1年ですが、必要な知識やスキルをそのつど学びながら仕事してました。「いつかドイツで働いてみたい」って高校の時思っていて、確かにそれは叶いました。もちろん嬉しいけど、実際1年間働いてみた感想は「仕事自体がめちゃめちゃ楽しいわけではなくて、そのほかの自分の時間に好きなことができているから乗り越えられている」というのが今の本音です。

→ドイツ語の先生してる

何気にオンラインで初心者向けのドイツ語レッスンをしています。
ココナラというプラットフォームに出品していてドイツ語での会話練習、文法の解説などを行なっています。30分1500円です。
詳細はこちらをどうぞ。

初心者向けのドイツ語会話レッスンを提供します 机上の勉強だけではなく、実際の会話練習をしたい方へ | ココナラ[coconala] http://coconala.com/services/568738

昔「ドイツ語を使って仕事ができたら」と思っていたので、こんな形で実現して嬉しいです。
教えるのは好きだし、生徒さんの理解や成長がみられるととても嬉しい。やりがいを感じます。
まだまだ始まったばかりですが、ダンス同様により良い先生になりたいので日々自分のドイツ語力もブラッシュアップしたいと思います。

→彼女と遠距離恋愛が続いている

実はベルリンに来る前から付き合っている彼女がいるんですが、1年半離れて生活しているのに続いているとは、あの時から考えたらミラクルなのかもしれません。実際、離れて暮らすのは全く簡単なことではないですが、一緒にいて楽しいから気づいたら今も続いているんだなって思ってます。そして、この秋からベルリンに移住して2人で住む予定です。まあビザの問題などがあって一筋縄ではいかないけれど、今までもミラクル起こしてきたので上手く行く予感がしています。


相当突っ走ってきた。

毎日無我夢中だった。

kaoru-matsuo.hatenablog.com
<3ヶ月目>
【いまは毎日、「生きてる」って実感する日々を送ってます。
毎朝ガバッと起きて、これから始まる1日にワクワクする朝を毎朝迎えています。
1日を身体も頭も心も使って味わい尽くし、夜は、パタッとベッドに吸収されるように寝付いています。
先々の不安がないと言ったら嘘になりますが、今ここに存在できている幸せを感じています。】

kaoru-matsuo.hatenablog.com
<半年目>
【僕の今までの人生の中で最も濃密で、変化が大きかった半年間でした。
たくさん考えて、行動して、踊って、人と話して、自分とも向き合わざるを得なかったりして。
楽しいばかりでもなく、辛いことばかりでもないけれど一つだけはっきりと言えるのは「自分の人生を生きている実感がすごくある」ということです。】

kaoru-matsuo.hatenablog.com
<1年目>
【以前は「海外で働きながら好きなことをやる」のが目標だったけれど、ある程度その目標を叶えることができた。今は、少しそれに満足してしまっている自分がいます。
もちろん、よりHappyになるために、仕事もダンスも楽しみつつ向上していくつもりだけど、「さて、次はどこへ向かっているんだろう?」という感じです。】

でも、このあたりでドイツに来た当初の目標をかなり達成したので、いつの間にかどこを目指して良いのかわからなくなっていた。ただ、突っ走って何かを得ることに慣れていた自分は、ハリボテの目標を設定しそれを追っていました。そんなことをここ3ヶ月くらいやってしまっていたので、ぶっちゃけ燃え尽きたみたく結構疲れた。

「満たされてしまって、目標を見失うと意外と辛いよ」

そんな言葉を聞いた時があり、正直「贅沢な悩みやなw」と思っていたけれど、今はちょっとわかる。
足りないものを必死で埋めているときは、人は活き活きと過ごすのは案外簡単なのかもしれないね。


現状に飽きてしまい、燃え尽き感を感じていた時に、ある人から「そかそか、やっと余裕ができたんやね」って言ってもらって。
「あ、そっか。じゃあ今はその余裕を味わって日々を楽しめば良いやん」って切り替えられた。

そんな感じで今日も生きてます。では!
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ドイツでの就職活動3ステップ。転職でやる事は意外とシンプル。

こんにちは、踊リンガルのかおるです。
現在、HECH Europe GmbHというベルリンの企業で働きながら、ダンサーとして活動をしています。
今回は「仕事を探す」「転職」についての記事になります。
特に現在ドイツにて就職・転職活動を考えている人に向け、自分の経験と共に書きたいと思います。
海外で働くにもいろいろな方法があるので、あくまで参考程度にしてください。

日本でも、海外でも仕事を探す上でやる事は大きく分けて3つのステップです。
そして、自分の力だけでやらずに、協力してくれるプロの力を借りれば有利になります。

ドイツの仕事探し3ステップ

①求人を探す

まずは、自分の条件に合った求人を見つけます。
僕がとった方法は以下です。

・働きたい職場のオーナーに直接聞いてみる。
(出てなくても雇ってくれるかも)
・友達や知人に連絡する
・人材紹介、派遣のサービスを使う
私は運よく公的な就職支援サービスを使って求人や書類作成など、さまざまなアドバイスをもらいました。
Google検索
Indeedなどの求人が集まってるプラットフォーム
・LinkedInなどのSNS

コツ: どんな仕事がいいのか、条件を言語化しとく。
(例えば、自給12€以上・立ち仕事はやだ・ドイツ語で話せる・ビザサポートがあるなど)
そうすると検索もしやすいし、人にも協力してもらいやすいです。

②書類を作る

Lebenslauf(履歴書)とMotivationsschreibung(志望理由)の2つが必要です。
全部自分でやるのはムリだと思ったので、経験者やプロに協力してもらうことにしました。
はじめ、インターネットに落ちてるドイツ語の書類フォーマット使って、形を作ってつたないドイツ語で記入。
それをエージェントに持って行って担当者に添削してもらいました。
ドイツ語らしい言い回しにしてもらったり、ビジネス用の書き方を教えてもらえたので、本当に助かりました。
また、会社ごとに書き換えるべき項目なども教えてもらい、作った書類を見つけた求人の先にたくさん送りました。

kaoru-matsuo.hatenablog.com
こちらで書類作成についてもう少し詳しく書きました。

③面接を受ける

僕はかなりエージェントに面接練習してもらいました。
その中で「あなたは誰で、なんでここで働きたいのですか?」という大きな質問に対して、ストーリーを2,3分にまとめてみるといいよ。というアドバイスがすごく役立ちました。
就活用語でいうと、「志望理由」と「自己PR」の2つです。
ノートに流れを簡単な図にして書いたりして面接に臨みました。
面接はドイツ語だったのですが、基本的には書類とその質問の答えをもとにお話しして、運よく雇ってもらえることになりました。

人の力を借りるということ

上記で度々述べてますが、僕はエージェントに手厚いサポートしていただいてます。
でも、僕が結果を出すとエージェントの結果にもなり、彼らも事業を存続しやすくなるのでWINWIN、二人三脚なのです。
それでもありがたすぎて何度もお礼を言い、決まった時は日本のお菓子を持っていきました。笑

就職活動は人の協力を受けた方がいい結果を得られると思います。
なぜなら、自分の実力を評価してくれる相手と、相性良くマッチングできるかが重要だから。
僕はある企業では全く相手にされず開始3分で面接が終わったこともあれば、今の会社にはこのブログを細々と書いてあることすら評価されました。
それに、就活に必要な自分アピール力も、エージェントなどのプロのサポートによってブラッシュアップさせることができます。
というわけで、ぜひ自分の力だけでやろうとせずに、周りにある力を頼ってよりよい仕事とマッチングすることをおすすめします。

まとめ。

求人を探し、自分の条件に合えば書類を送り、それが通過したら面接を受ける。やる事はシンプルにその3つです。
そして、なるべく自分以外の人の助けを借りることが大事です。転職の結果は自分の実力によって決まるというよりは、マッチングが上手くいくかなので、お互いの相性がいい求人を見つけられるかがカギです。
具体的な方法として、1つは転職エージェント的な人材サービスを使うこと。マッチングの精度を高め、書類作成と面接の受け答えに対してプロのアドバイスを与えてくれます。もう1つは、自分の周囲の人に発信する事です。ライフシフトという本でも「友達の友達が新たなチャンスを運んでくれる」と書いてあります。(親しい友達は自分と領域が似すぎているため、そのもう一つ外側の話にいる人の方が自分にとって魅力的なチャンスを運んでくれやすいという趣旨)

就職活動はシンプルだけど、大変で面倒くさくて、心が折れそうになることもあります。
でも、自分の望む人生を生きるために、現実的に考えて仕事はすごく大事な要素です。
この記事を読んだ人が周りの人と協力しあい、たくさんのチャンスの中からより良いチャンスを掴んでイキイキと働くきっかけとなれば幸いです。